おしらせ
愛媛県女性消防団員研修会を開催しました
日時:令和3年8月1日(日)10:30~13:30
場所:ピュアフル松山6F鳳凰の間
愛媛県内から14市町72名の女性消防団員さんで研修会を実施しました。
この研修会は、昨年から実施している愛媛県委託事業「女性消防団員確保対策事業」で、県内の女性消防団員さんの現状把握・課題の洗い出し、問題意識の共有、情報交換などをしながら、女性消防団員の拡充につなげていくものです。
今回は、昨年多く要望の上がっていた、スキルアップ講座を実施しました。
コロナ禍対応で、先生と7市町はウェブ会議システムを利用した参加となりましたが、和やかな雰囲気の中、研修が行われました。先生をはじめ、参加者・オブザーバーのみなさまのご協力のおかげです。感謝申しあげます。
研修会講師は、長谷川祐子先生。一般社団法人リスクウォッチ代表で、もと在日米海軍地域統合消防隊予防課課長。日本消防協会専門委員でいらっしゃいます。
講義のテーマは「Keep It Up!~1歩踏み出す団活動」
先生の知識、体験談を踏まえた「女性消防団員として災害への準備と戦いと復興の実践手法」をお話いただき、2時間を超える講義が、あっという間に感じられるほどの充実感で、参加者の女性消防団員のみなさんもオブザーバーの各市町職員も、自分自身の活動や市町の活動について振り返ることのできる貴重な時間となりました。
プログラム内容は、
・先生が在日米海軍司令部在職中で学ばれたこと
・アメリカで実践されている幼年期からの積極的な危機管理教育
・災害時に活動するために、地域特性を知り、ハザードマップを知って、知恵を絞っていくこと。
・RISKWATCHの視点からの提案
・コミュニティー危機対応チームについて、レスキューのチーム事例紹介
・クリビングという技術紹介
・災害時の救急
・命を脅かす危険に対する対処法(気道障害・呼吸障害・循環機能系障害(出血)・ショック状態)
・支援活動を始める前に大切なこと
・災害ボランティアとして心を配る(子どもへの配慮・大人への配慮)
・核爆発時注意事項
参加者の女性消防団員さんからの感想には、
自分自身、消防団員としてまだまだ活動していく必要があると思いました。
知識と実践の豊富さからくる充実したお話を聞くことができ、とても勉強になりました。もっと知識を深めたい。
今までやってきたリスクウォッチの改善点が見えてきました。さらに良くして広めていきたい。
現実を教えてもらったような気がします。
女性の力が役立つ場が多く、必要であると再確認しました。
子どもたちへの火災教育は、女性消防団ができる子どもたちへの大きなサポートになるということを教えていただきました。
無垢と無知は違う。子どもたちに教えていくこと、子どもへの教育の大切さを教えていだたきました。
身を守る術を現実的に示すことが必要だとよくわかりました。
「制服を着ていることによって助けになることがある。」という言葉が印象に残りました。
決意に似た感想もありました。
地域の防災訓練にも参加し、地域の皆さんと知識を共有。リスクウォッチについて伝えていきます。
人任せにせず、わが身のこととして考えていく。
団活動を発信。伝えていくこと。継続していくこと。がんばります!
「自分たちでしか自分たちが望む道は開くことができない」というとおり、思いどおりにいかないことでフツフツしていても現状を変えることはできない。行動あるのみ!
これからもコツコツと積み重ねていきたいです。
地域の方、男性消防団の方と連携して活動していく。
地元に避難所が設置された場合の活動いろいろ(声掛け・寄り添いなど)積極的に考え行動していきます。
自分たちでプランを作る。そして1歩踏み出す。
知識の伝授だけでなく、先生とフリートークする時間で、想いの交換もできた研修会になりました。
この研修会が、私たちが前進するきっかけとなり、今後の各市町の防災・普及活動や、女性消防団の仲間が増えていく方向性を導き出すスキルアップとなることを願っています。
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